グレンファークラス19年 salon de SHIMAJI for Pen×Shinanoya 54.2%
1995〜2015年瓶詰め、シェリーホグスヘッド使用。224本限定。雑誌「pen」とSHINANOYAが、「言葉で飲む」をテーマにプロデュースしたオリジナルボトルシリーズ。シングルモルトに造詣の深い作家・島地勝彦氏と信濃屋が入念なテイスティングから厳選したこだわり原酒を選出。また同時期にシングルモルトはあと4種類限定リリースしている。香りはドライイチジク、パパイヤ、アップルパイ、黒糖、煙草、古木系の複雑な香りの中に僅かでも明確に感じられ…
ハイランダーイン ロングモーン23年 51.7%
1992〜2015年瓶詰め、アメリカンオークシェリーホグスヘッド使用。スペイサイド・クレイゲラキ村の“ハイランダー・イン”からの第12弾目となるプライベートボトルとなる。今回はダイレクターとして手腕を振るい、2015年にオーナーとして復帰した皆川達也氏が中心となりテイスティングを重ね、選定された一樽を使用。 ラベルデザインは皆川氏と親交の深いオランダのアーティスト、ハンス・ディレッセ氏(Hans Dillesse)が担当。美しいブルース…
ベルタ プリマジョイア 44%
ブドウの絞り粕を蒸留したグラッパ、ヴィンテージ・グラッパ、フィーヌ、そしてブドウの果実を潰してそのまま蒸留したディスティッラート・ディ・ウーヴァをブレンド。それぞれを個別に熟成させたものをブレンドし使用済みの樽で2ヶ月間寝かせてから、ミディアム・トーストしたアリエ・トロンセ産225Lのバリック他、様々な種類の新樽に移して、12ヶ月間熟成させボトリング。香りは上質なシガー、カカオやヴァニラなどが複雑で幅広い丸みのあるアロマを演出。味わいは…
プランテーション ジャマイカ&ガイアナ アランカスク for Arran Ambassdor Shinanoya ⒛周年記念 48%
1995〜2015年瓶詰め。 プランテーションから信濃屋プライベートボトリング・ラム第7弾にあたる。今回はフェラン社(スピリッツ全般を手掛ける生産者)からプロデュースする、独自のダブルエイジング技術を用いて、新たなポテンシャルを秘めた原酒をリリース。これはラムの世界では珍しいジャマイカとガイアナに所在する2つの蒸留所原酒を用いたブレンデッドラムを使用。蒸留所名は非公開となるが、いずれも英国系の生産地であり、その作りは単式蒸留となるなどス…
ワッセンズ シングルバレル 47%
1996年に復活した名門メドレー家のシングルバレル・バーボン。初代から数えて7代目にあたるマスター・ディスティラーのチャールズ・ワッセン・メドレーの拘りが詰まっており、「私はバーボンウイスキーの理想のアルコール度数は94プルーフ(47%)だと、長年の経験から決めている」とし、この度数になっている。 また製造しているチャールズ・メドレー社はエズラブルックス等も製造しており、その前身であるメドレー社は古くから知られるバーボン造りの名門である…
ニッカ スーパーセッション 43%
1989〜1994年まで販売されたウイスキー。コンセプトは、3つの素材のブレンドとなっており、1:厳しい北の自然に育まれた香り豊かなモルトウイスキー、2:すっきりした香りと味わいのライ麦グレーン、3:ニッカ伝統の味わいを生む熟成カフェグレーンから成り立っている。北のウイスキーは勿論のこと、余市蒸留所の原酒を使用して、続いては当時はカナディアンウイスキーの在庫もあったのでライ麦はそれを使用したと思われ、カフェグレーンは宮城峡蒸留所のものを…
エラドゥーラ レポサド 40%
バジェス産。原材料には10年育成されたアガヴェを使用し、蔵付酵母による自然発酵でつくり上げるこだわりの強い生産者。このレポサドはブルーアガヴェ100%使用で11ヶ月もの間アメリカンホワイトオークの新樽で熟成される。香りはフルーティなアガヴェの個性と新樽由来のフレッシュな木のシナモンのようなスパイシーさが感じられる。味わいはエレガントで、とてもまろやか。 是非お薦めします。
BBR クリー・ナ・モーナ10年 46%
蒸留年表記無し、アメリカンオークの熟成後ラフロイグの空き樽ににて3か月後熟。総本数全世界1,700本。蒸留所はクーリーにてボトルネームの由来は”ピートの神髄”を意味するゲール語から。ノンピート麦芽でつくられた原酒を10年間樽で熟成後、ラフロイグの空き樽で3ヶ月間フィニッシュというレアなつくり方を採用。 香りはピートスモーク、チャーした木、シダ植物、レモンメレンゲ、シュガーアーモンド、ルバーブ。味わいはピートスモーク、薬品、桃、オレンジ、…
ウイスキーエージェンシー ”アートワーク” ベンネヴィス19年 50.2%
1996〜2016年瓶詰め、シェリーバット使用。”アートワーク”シリーズはドイツのボトラーであるウイスキーエージェンシーとスリーリバーズが両者でテイスティングを行い、優れた品質の樽のみをジョイントボトリング専用のシリーズとしてリリース。さらに今回はシンガポールのウイスキーバー、オールドアライアンスとのジョイントボトリングという形でのリリースとなる。 香りはフィグ&チョコレート、レザー、オークとヨード、オレンジピールが漂う。味わい…
ボビーズジン 42%
オランダ産でスキーダムという町でつくられているが、ここはジュニパーを使ったジンの発祥の地という歴史を持っているところで有名な所である。1950年代、ジャコバス・アルフォンス氏がオリジナルレシピをもとに自家生産。そのオリジナルレシピを、孫にあたるセバスチャン氏が母の家で発見したところからこのジンのプロジェクトはスタートしたとのこと。それから2012年にオランダのハーマンヤンセン社に話を持ち掛け、そのレシピを再現して、2014年に正式に発売…
OB ピーテッド アラン 2008 57.7%
2008〜2016年瓶詰め、バーボンカスク使用。同蒸溜所のマネージャーであるジェームズ・マクタガートが、18年未満の樽の中から蒸溜所の個性がしっかり表現され、なおかつオークとの完璧なハーモニーを奏でている特出した品質のカスクを厳選して、ボトリングしたシリーズ。ちなみに今回はフェノール値は20ppmの麦芽を使用したものをセレクト。香りは蜂蜜、トフィーの奥からナラのスモークチップで燻したような優しい燻製香が広がる。味わいは仄かに塩味を効かせ…
OB ラフロイグ ロア 48%
年数表記無し。ラフロイグ蒸溜所長のジョン・キャンベル氏(2016年時)が、1815年の創業以来受け継がれてきた技術と経験を次世代へ伝承LORE(ロア)するという意味と情熱を込めてつくりあげたリミテッドエディション。中身はヨーロピアンオークの新樽で熟成した後、ファーストフィル・バーボン樽に移し替えてさらに熟成させたダブルマチュアード製法を採用。原酒をはじめ、同蒸溜所が保有する数種のモルト原酒をヴァッティングしているとのこと。香りは炭を感じ…
マルス ザ・ラッキーキャット ”Ash 99” 43%
マルス鹿児島工場にて瓶詰め、4300本限定。シェリー樽とバーボン樽で熟成させたモルトをヴァッティングしグレーンとブレンド。”The Lucky Cat “Ash 99″”の”Ash 99″は、猫好きの本坊酒造社長がアッシュ(Ash)と出会った年。1999年春に本坊酒造の前に捨てられていた子猫が今は亡きアッシュとのこと。 香りはマーマレードやオレンジピール等を感じさせるフレッシュな果実香とミ…
ボーエ スーペリア スコティッシュジン 47%
スコットランド産。1658年にジンを生み出したオランダの医師、フランツ・デ・ラ・ボーエのオリジナルレシピに触発されて、スコットランドのドゥーンの町で作られているジン。スカイ島で手摘みされる野生のカッシア・バーク(桂皮)など、ボタニカルは実に13種類を使用。世界に数機しかないカーター・ヘッド・スチル蒸留器を使い、ヴェーパー・インフュージョン製法で作られているのも興味深い。連続蒸留でグレーンアルコールを作り、これを加熱、気化させ純粋なスピリ…
ダッチ カレッジ・ジン 44.5%
オランダ産。供給元はズイダム蒸留所。これはグレーンスピリッツをベースにした世界規格のドライジンにあたる。こだわりは世界中から集められた最良のボタニカル9種類を使用のところ。イタリア産のジュニパーベリーとオリスルート、モロッコ産のコリアンダー、スペイン産のアンジエリカ。スィートオレンジ、レモン、インド産リコリスルート、マダガスカル産カルダモン、ヴァニラビーンズ。それらは個別に蒸留され、商品に仕上がるまで14回の蒸留が施される贅を尽くした製…
ジン レーン1751 ロイヤル ストレングス 47%
UK産。基本的なテイストは、ビクトリア王朝時代に親しまれていた高品質なジンに範をとったもので、いわゆるジュニパーの香味に優位性があり、リコリス(甘草)やシトラス(柑橘果実)が脇を固める古典的なロンドンドライジンの一典型で作り上げられている。1751年とはジンにとって重要なターニングポイントとなる年。ジンが興盛を極める一方で、粗悪なジンも横行して、社会的問題を引き起こすとも多数あった頃。同年に社会風刺画家として名高いウィリアム・ホガースが…