キュロ コスクエ・フィンランドジン 42.6%
KOSKUE(コスクエ=近くの村の名称)を表す。フィンランド産をキーワードに17種類のボタニカルを使用してつくられたキュロ蒸留所のジン・ナプエを約3か月間アメリカン・ホワイトオークの小樽で熟成。フレッシュなハーブの香りが豊かなスピリッツに木樽の複雑なフレーバーとテイストが加わっている。
ダンカンテイラー ピアレスコレクション ブローラ25年 56.5%
1981~2007年にてボトリング、バーボンカスク使用。ブローラは1983年に閉鎖、稼働は僅かに1969~1983年の間なので14年間しか稼働していない。姉妹蒸留所であるクライヌリッシュは現在でも人気のある蒸留所(2018年現在)だが、ブローラは比較するととてもフェノール値の高いタイプという評価が多いと思われる。 テイスティングコメント 香り:ねっとりとクリーミー。重ためのフルーツ、バニラ、ミント、ジンジャー、上等なシガーの葉。 味わい…
アルケミエ辰巳蒸留所 蒸溜所限定 インド風ジン
岐阜県・郡上八幡にあるアルケミエ辰巳蒸留所のジン。蒸溜所限定は毎月の新月の時に蒸留している。このインド風は、辰巳氏が以前にインドに旅した時に出会ったジンをイメージしてつくっている。 ボタニカルには、タイム、ラベンダーリーフ、ジンジャー、ローリエ(ここまでが郡上産)、ディルシード、フェンネル、カルダモン、コリアンダーシード、アニス、アニスシード、マジョラムを使用。当人いわく、スパイシーな余韻がカレーに合うとのこと。
OB キルホーマン マキヤーベイ 46%
キルホーマン蒸溜所のオフィシャル・メインアイテムにあたる。マキヤーベイ(MACHIR BAY)とはキルホーマン蒸溜所から半マイルの距離に位置するアイラ島で最も美しいといわれるビーチで、観光地として有名なスポットの名称。素材には、ヘビーピート(フェノール値50ppm)の大麦麦芽を使用し、3年から5年熟成した原酒をバランス良くヴァッティングしているとのこと。 テイスティングコメント:香りは、強いピートスモークと潮風の余韻、ミックスフルーツ、…
ゴードン&マクファイル ”蒸留所ラベル” スキャパ 2005 43%
2005~2017年にボトリング(約12年物にあたる)にてバーボンバレル使用。蒸留所ラベルとはゴードン&マクファイル(以下GM)のメインアイテムにあたり、これは各蒸留所との長く深い関係から蒸留所公認で生まれたオリジナルラベルのことを表す。 テイスティングコメント:香りは、甘いココナッツ、青リンゴ、ミルクチョコレートのアロマ。加えてみずみずしいレモン、ライムのニュアンス。味わいは、甘くクリーミー。オレンジの表皮、ダークチョコレート、ほのか…
グレンファークラス ”秩父ウイスキー祭” 2005 61%
200~-2016年瓶詰めにて、カスクタイプはシェリーバット使用。ボトリング本数は643本。埼玉県で行われる秩父ウィスキー祭2017の公式記念ボトリングにあたる。信濃屋バイヤーである北梶氏が現地蒸留所を訪問した際に選定したサンプルを、帰国後に日頃ウィスキーシーンでプロフェッショナルバーテンダーとして活躍している秩父ウィスキー祭実行委員会のメンバーと 更に厳選を重ねて選び抜いた原酒をボトリング。香りは、新品の皮製品や家具、乾燥茶葉、プルー…
グレンファークラス ”秩父ウイスキー祭” 2004 59%
2004~2016年瓶詰めにて、カスクタイプはシェリーホグスヘッド使用。ボトリング本数は309本。埼玉県にて行われる”秩父ウィスキー祭2017”の公式記念ボトリングにあたる。信濃屋バイヤー北梶氏が現地蒸留所を訪問した際に選定したサンプルを、帰国後に日頃ウィスキーシーンでプロフェッショナルバーテンダーとして活躍している秩父ウィスキー祭実行委員会のメンバーと厳選を重ねて選び抜いたものをボトリング。香りは、カカオ100%のチョコレート、ココア…
ヴェリエ フォースクエア・トリプティック 56%
フォースクエア蒸留所産(バルバトス島)。2004年蒸留のバーボン樽熟成、2005年蒸留のマディラ樽熟成、2007年蒸留のバージンアメリカンオーク樽熟成の原酒3種を、ヴェリエ社のオーナーであるルカ・ガルガーノ氏の監修のもとにブレンドして2016年に瓶詰めしている。 香りは、マディラで煮込んだリンゴのコンポート、ナツメグ、クローヴ。徐々にバニラ、バルサミコの酸味、煮込んだフルーツソース。味わいは度数を感じないスムースさ、とてもバランスの取れ…
ソサエティ 33.135 60.2%
2007~2017年瓶詰め、2ndフィルバット・オロロソ使用。9年熟成にてボトリング本数は606本にて蒸留所コード33はアードベック。タイトルは”焦がしたピートと煙と炭”。 香りは、 アニスシードのシャープさを加えたゴールデンシロップの甘さとレモンを絞ったBBQの香りのコントラストがあるーその背景には戦争映画「マスター・アンド・コマンダー」(2003年アメリカ)のような煙、タールまみれのロープ、焼けた木の香りが漂う。 味わいは香りと同…
OB アラン18年 46%
アラン蒸溜所20周年にて販売。アランは1995年に約160年ぶりに復活した島唯一の蒸溜所となり、同蒸溜所は独立資本のため、ブレンド用の原酒づくりがメインではなくシングルモルトとして飲むためのウイスキーをつくっている数少ない蒸溜所の一つとして挙げられる。また極小の2基の蒸溜器でゆっくりと蒸溜しているため、生産量は非常に限られているとのこと。このアランモルト 18年は、自然豊かなアラン島ゴート・フェル山の麓で18年以上熟成したシェリーカスク…
SAKE SHOP SATO あかし アネホ・フィニッシュ 61%
2012~2017年瓶詰め。SAKE SHOP SATOオリジナルボトル(一部蒸留所シェア)にあたる。供給元である江井ヶ島酒造は、日本酒の仕込みの無い時期にウイスキーも造られており、幅広くお酒をつくっているところ。瀬戸内海の穏やかな気候で育まれたウイスキーで厳選されたホワイトオーク樽で3年熟成し、後熟成の樽として、厳選されたテキーラのアネホ樽で2年熟成とのこと。ちなみに著者の”WHISKEY And 6Pence”の江井ヶ島酒造のエピソ…
エレンシア・デ・プラタ アネホ 38%
グアダラハラ地区のテキーラス・デル・セニョール蒸留所で生産されており、ここは1943年創業で現在は4世代目が経営をしている。このアネホはオーク樽で18ヶ月熟成。このブランドは1997年から発売されており、ブランド名は直訳すると”銀の遺産”となるが、意味合いとしては伝統や家族の価値などを表すとのこと。品質管理がしっかりしていることから、ハリスコ州から表彰もされており、英国女王エリザベスⅡ世が当時のメキシコ大統領を招いた晩餐会では、このアネ…
プラビダ アネホ 40%
ロスアルトス産のアガベを使用。プラビダ(Pura Vida)の語源は”ピュア・ライフ”を意味し、コスタリカ周辺で挨拶として使われる言葉とのこと。また製法は3回蒸留にて、バーボン樽熟成を行う。ちなみにこのアネホは1年3か月かけて熟成させている(3回蒸留にしている意味はおそらくこのプラビダの生産責任者を務め、パトロンでもつくり方に定評のあったモデスト・ヌニェス氏の影響と思われる)。アガベの搾汁にはディフューザーを使用し、発酵にはシャンパン…
G.E.マスネ マール・ダルザス ゲヴュルツトラミネール・セレクション グラン・ノーブル 45%
アルザス地方ヴィレ町の蒸留業者、1870年創立のマスネ社製。ゲヴュルツトラミネール種葡萄を遅摘みして収穫。独特な風味と味わいをシンプルに醸し出している。マスネ社は、アルザス地方ヴィレ渓谷にジャン・バチスト・マスネによって設立。小規模ながら、品質の良いブランデーを生産する事で有名。
カボワボ アネホ 40%
ロスアルトス地方、アランダス地区。このアネホは、8~10年生育のアガベを使用し、アメリカンオーク樽で14ヶ月の熟成。 カボワボは、ヴァン・ヘイレンの元ボーカリストであるサミー・ヘイガーが経営するレストランで提供していたものを1996年に商品化したものである。
ウィームス ブナハーブン 2001 46%
2001~2016年瓶詰めにてパンチョン使用。ウィームス家は19世紀にはジョンヘイグが同家の所有地に蒸留所を建てた事から、ウイスキーとの関わりが始まっており、今日においても所有する畑で作られた大麦が多くの蒸留所で使用されている。 インディペンデントボトラーとして正式にスタートしたのが2005年からで、ウイリアム・ウィームス氏が会社を設立。最初はシングルカスクを発売したところから始まっているとのこと。ここのボトラーズブランドのユニークなと…