イチローズモルト 20年 スクエアボトル 46%
2004年にてボトリング、アウトターンは139本。原酒は羽生蒸留所のもを使用しており、イチローズモルト初期のボトリングの為720mlの容量で詰めてある(この後、国際的な規格の700ml詰めへと移行)。中身は20年以上の原酒を選び、シェリー樽で後熟したもの。
ニッカ キングスランド 43% 1990年代流通ボトル
ニッカウヰスキー創業40周年及び創業者の竹鶴政孝氏生誕80周年を記念して発売されたブレンデットウイスキーにあたる。1974年当初から4年間は俗にいう丸ビンのデザインで販売されており、その後は紐の封が施された角瓶のデザインへとリニューアルされている。また発売当初は髭のおじさんで有名なローリー卿のデザインが使用されていて1981年以降はニッカのエンブレムマークがあしらわれている。またファンシーボトルにポットスチル状のボトルデザインがなされた…
リカーランドキムラ イチローズモルト&グレーン 58.8%
ブレンデットウイスキーのため年数表記は無し。カスクタイプはT5ヴァージンフレンチオーク(T5はフランスのトロンセの木で、特に年輪幅の小さいものだけを使用したものを指す。特徴として、タンニン少な目で甘みやアロマが割とよく感じられる)を使用、瓶詰本数は310本。このカスクセレクトにはボトラーズブランドのウィスキーファインド・オーディン氏とトンプソンブラザーズ・フィル&サイモン氏、そしてリカーランドキムラのスタッフ・堀口氏が話し合ったとのこと…
イチローズモルト the GAME 7th 秩父 for SHINANOYA private botting 10th Anniversary 61.3%
2011~2017年にてボトリング、カスクタイプは マデイラホグスヘッドを使用。 2007年から続く信濃屋プライベートボトリングの10周年記念ボトルの第5弾にあたる。またこのthe GAMEシリーズはイチローズモルトと信濃屋のジョイントボトリングとして第7弾となるが、今回は初となる秩父蒸留所の原酒(それまでは羽生蒸留所を採用していた)を採用。2017年7月に信濃屋スピリッツバイヤー北梶氏が現地を訪問し、肥土氏、ブランドアンバサダーの川氏…
厚岸 ニューボーン Foundation1 60%
厚岸蒸留所の記念すべきニューボーン。このFoundationはシリーズとなっており第4弾まででるとのこと。第1弾は4~15カ月熟成にてノンピート麦芽でカスクタイプはバーボン樽を使用。
イチローズモルト秩父オン・ザ・ウェイ2015 55.5%
ボトリング本数は10,700本。中身は2009年から2012年までの個性豊かな原酒の数十樽と、一樽だけミズナラの樽を使用してブレンドしているとのこと。 テイスティングコメント:香りは深く穏やかな風味、ミントやレモンドロップのような爽やかさ。少し加水して更に広がる柔らかい甘さ。
イチローズモルト モルト&グレーン・リミテッドエディション ワールドブレンデットウイスキー 48%
年数表記無し。秩父蒸留所にある原酒の中からブレンドで力を発揮する原酒をキーモルトとして、秩父で熟成された個性豊かなモルトやグレーン原酒をバランスよくブレンド。 熟したプラムのまろやかな酸味、それを包む甘みは軽やかな綿菓子のようで、熟成を重ねた原酒の心地よい樽香が余韻としてアフターに優しく続く。 是非お薦めします。
イチローズモルト20年 1991 58.2%
1991~2011年にボトリング、250リットルサイズの ホグスヘッド使用。モダン・モルト・ウイスキー・マーケット2011年の時に販売された三陽物産株式会社オリジナルのイチローズモルトにあたる。2000年が最後の蒸溜となり、2004年には設備を完全に撤去してしまった羽生蒸溜所の貴重な原酒をシングルカスクにてボトリング。 テイスティングコメント:香りはフルーティー、ドライイチジクとハチミツ。味わいはメイプルシロップのスイートさに続いて、ハ…
SAKE SHOP SATO あかし アネホ・フィニッシュ 61%
2012~2017年瓶詰め。SAKE SHOP SATOオリジナルボトル(一部蒸留所シェア)にあたる。供給元である江井ヶ島酒造は、日本酒の仕込みの無い時期にウイスキーも造られており、幅広くお酒をつくっているところ。瀬戸内海の穏やかな気候で育まれたウイスキーで厳選されたホワイトオーク樽で3年熟成し、後熟成の樽として、厳選されたテキーラのアネホ樽で2年熟成とのこと。ちなみに著者の”WHISKEY And 6Pence”の江井ヶ島酒造のエピソ…
宮城峡 モスカテルウッド・フィニッシュ 46%
年数表記無しにて、2017年日本限定販売となりアウトターン3,500本。ノンチルフィルタードにて46度設定となる。ポルトガル南部・セトゥーバルで栽培されたモスカテルの酒精強化ワイン樽を使用して最後の約1年間フィニッシュをしている。ちなみにモスカテル樽を使用することはニッカとしては初の試みとなる。香りは爽やかな甘さにビターさが感じれて、マスカットを思わせるフレッシュさとモルト独特のの香ばしさが感じられる。味わいはフルーティーさが感じれて、…
余市 モスカテルウッド・フィニッシュ 46%
年数表記無し、2017年に日本限定販売にてアウトターン3,500本。ノンチルフィルタードにて46度設定となる。原酒をある程度熟成させた後にポルトガル南部のセトゥーバル地区で栽培されたぶどう品種・モスカテル種でつくられた酒精強化ワインを入れた樽に移し替えてさらに約1年間貯蔵・熟成をしている。ちなみにモスカテル樽を使用するのはニッカでは初の試みとなる。香りは芳醇な甘さとピートがバランスよく感じられる。味わいは麦芽とレーズンのような甘さ、蜂蜜…
ニッカウヰスキー 余市 ウッディ&バニラ 55%
年数表記無し(2014年後期まで12年の年数表記のあったボトルが販売されていた)。余市蒸留所限定ボトルにあたる。香りはバニラでとてもウッディさが目立ち溶剤のようにも思える。新樽にて熟成を促しているからか、ブドウの葉のようなニュアンスがよく想像される。味わいはタンニンを感じやすく甘くてビターさが目立つ。フィニッシュは長くとてもビター。
ニッカウヰスキー 余市 シェリー&スイート 55%
年数表記無し(2014年後期まで12年の年数表記されたものが販売)。余市蒸留所限定ボトルにあたる。香りはシェリー由来の甘いニュアンスと樽香が感じられ、ドライレーズン、カカオにスパイシーな匂い。味わいはほろ苦くて焼いた香ばしいパンの甘み、チョコ。フィニッシュはスパイシーさが分かりやすく残る。
ニッカウヰスキー 余市 ピーティー&ソルティ― 55%
年数表記無し(2014年後期までは12年の年数表記のものが販売されていた)。余市蒸留所限定ボトルにあたる。香りはややツンとしてドライ、荒さを感じるピーティーさ、 ハーブにクラッカーのような甘さを思わせる。徐々にヨード、潮風を感じる。味わいは力強さのある麦芽の香ばしさ、樽独特の苦みに塩っ気を感じる。 フィニッシュには鋭い塩っ気とスパイシーさが感じられ、乾いた麦芽と石炭や土壌のニュアンスが長く残る。
富士御殿場 ピュアモルトウイスキー 40%
年数表記無し。構成原酒に単式蒸留器でつくられたシングルモルトだけでなく、連続式蒸溜器(ケトル式)でつくられたモルトウイスキーとグレーンウイスキーを織り交ぜてブレンドしてあるとのこと。香りは、軽いトーストの香ばしさ、パイナップルやリンゴ飴のフルーティが感じられ、味わいはスムースで麦の甘みやフルーティーも感じられる。余韻は短くドライで静かに終わる。
富士御殿場蒸留所 ブレンダーズ・チョイス シングルモルトウイスキー 46%
年数表記無しにて蒸留所及びインターネット限定販売ボトルにあたる。チーフブレンダー・田中城太が複数の原酒の中から、富士御殿場蒸溜所の特長である澄んだ味わいと甘い樽熟香が表れた原酒を厳選してブレンドしたシングルモルトウイスキーとのこと。ノンピートモルト原酒を主体とした、富士御殿場蒸溜所らしい華やかでやわらか、それでいて濃密感のある香りが楽しめる。
富士御殿場蒸留所 ブレンダーズ・チョイス シングルグレーンウイスキー 46%
年数表記無しにて、蒸留所及びインターネットのみの限定販売にあたる。中身は500mlの容量。多様な香味タイプの原酒の中からセレクトされている。