OB限定 グレンギリー1999 56.3%
1999~2013年にてボトリング、オロロソシェリーカスク使用。ヨーロッパの免税店向けアイテムにあたる。 テイスティングコメント:香りは硫黄の混ざったシェリー、ビターカカオ、クローヴ、トーストした木片、オレンジピール。味わいはフルボディーでシロップのように甘い口当たり。辛口のトフィー、チョコレートとメープルシロップ、ナツメグとジンシャースパイス、辛口のオレンジマーマレード。フィニッシュは、レーズン、キャラメルトフィーとリコリスが深く、長…
ウィスク・イー ”ウイスキーギャラリー” カリラ8年 59.7%
2009~2017年にてボトリング、ホグスヘッド使用。無地のカンバスに様々な“色”を配して描かれる絵画と、モルトウイスキーの透明なニューメイクに色、香り、そして味という“色”が樽熟成中に配されて誕生をするところをかけて互いを1枚の絵画に準えてリリースするシリーズにあたる。ちなみにラベルデザインにはアルフレッド・シスレーの作品 レ・サブロンの小道(A Path at Les Sablons)でボトラーズ供給はモリソン&マッカイから…
OB アラン アマローネ・カスクフィニッシュ 50%
年数表記無し。ベースはトラディショナルオーク樽で熟成、その後に日陰干しした黒ブドウから造られるイタリアの赤ワイン”アマローネ”の空き樽で追加の熟成をしている。30年以上に渡りウイスキーの製造に携わるマスターディスティラーのジェームス・マクタガートが慎重にモニターし、最適な期間ワイン樽で追加熟成をしているとのこと。カラーリング、冷却ろ過は一切行わず、度数を50%にしてボトリング。 テイスティングコメント:香りはピーチ、ハチミツ、アーモンド…
ゴールデンカスク スプリングバンク12年 55%
1992~2005年にボトリング。ゴールデンカスクは、ラフロイグ、スプリングバンクの蒸留所長を歴任した名匠ジョン・マクドゥーガルが選び抜いたカスクをボトリングした、ごく少数リリースのこだわりのシングルモルトのシリーズ。マクドゥーガルが厳選した樽を、熟成のベストと判断したタイミングでスコットランドの自社工場でボトリングしているとのこと。
イチローズモルト20年 1991 58.2%
1991~2011年にボトリング、250リットルサイズの ホグスヘッド使用。モダン・モルト・ウイスキー・マーケット2011年の時に販売された三陽物産株式会社オリジナルのイチローズモルトにあたる。2000年が最後の蒸溜となり、2004年には設備を完全に撤去してしまった羽生蒸溜所の貴重な原酒をシングルカスクにてボトリング。 テイスティングコメント:香りはフルーティー、ドライイチジクとハチミツ。味わいはメイプルシロップのスイートさに続いて、ハ…
チール・ナン・ノック グレンアギ―28年 61%
1980~2009年にてボトリング。チール・ナン・ノクとは、ケルト神話で”戦士が甦る黄泉の国”を表し、ケルト神話になぞらえて「閉鎖された蒸留所」を再びボトルとして甦らせることをテーマにシリーズ名を付けられている。別名「閉鎖蒸留所」シリーズとも呼ばれている。 テイスティングコメント:香りはローストしたピーカンナッツ、マジックインキ、ミント、オロロソシェリー、焦げた木片、古めかしい家具、チェリーとシロップ漬けのドライオレンジ。 味わいは、し…
プロジェクト No.1 ストレート・バーボンウイスキー ボトルド・イン・ボンド リミテッド 50%
ブルックリン・ディスティリング(ニューヨーク州ブルックリン地区に2010年に創業した蒸留所)の限定ボトルにあたる。ボトルド・イン・ボンド(規定上では、1蒸留所のみの1年の1季節に蒸留されたものだけを樽詰めし、熟成4年以上、アルコール度数50%で瓶詰めされたバーボンウイスキーのみに表記できる)の規定に従いつくらている。材料はコーン60%、赤小麦20%と大麦麦芽20%を使用して、糖化・発酵したものを単式蒸留で2回行っているとのこと。樽は20…
77ウイスキー ボンデッド・ライ&コーン リミテッド 50%
ブルックリン・ディスティリング(ニューヨーク州ブルックリン地区に2010年に創業した蒸留所)の限定ボトルにてアウトターン500本。90%ライ、10%コーンの比率でつくられる。ライスピリッツは200リットルの樽に、コーンは95リットルの樽に入れて熟成。ラベル表記には4年熟成とあるが、実際は中身は5年熟成にあたる。通常に出ているローカル・ライ&コーンに比べるとビターさやカカオのニュアンスが強く個性として出ている。 是非お薦めします。
ダンカンテイラー ピアレスコレクション ブローラ25年 56.5%
1981~2007年にてボトリング、バーボンカスク使用。ブローラは1983年に閉鎖、稼働は僅かに1969~1983年の間なので14年間しか稼働していない。姉妹蒸留所であるクライヌリッシュは現在でも人気のある蒸留所(2018年現在)だが、ブローラは比較するととてもフェノール値の高いタイプという評価が多いと思われる。 テイスティングコメント 香り:ねっとりとクリーミー。重ためのフルーツ、バニラ、ミント、ジンジャー、上等なシガーの葉。 味わい…
OB キルホーマン マキヤーベイ 46%
キルホーマン蒸溜所のオフィシャル・メインアイテムにあたる。マキヤーベイ(MACHIR BAY)とはキルホーマン蒸溜所から半マイルの距離に位置するアイラ島で最も美しいといわれるビーチで、観光地として有名なスポットの名称。素材には、ヘビーピート(フェノール値50ppm)の大麦麦芽を使用し、3年から5年熟成した原酒をバランス良くヴァッティングしているとのこと。 テイスティングコメント:香りは、強いピートスモークと潮風の余韻、ミックスフルーツ、…
ゴードン&マクファイル ”蒸留所ラベル” スキャパ 2005 43%
2005~2017年にボトリング(約12年物にあたる)にてバーボンバレル使用。蒸留所ラベルとはゴードン&マクファイル(以下GM)のメインアイテムにあたり、これは各蒸留所との長く深い関係から蒸留所公認で生まれたオリジナルラベルのことを表す。 テイスティングコメント:香りは、甘いココナッツ、青リンゴ、ミルクチョコレートのアロマ。加えてみずみずしいレモン、ライムのニュアンス。味わいは、甘くクリーミー。オレンジの表皮、ダークチョコレート、ほのか…
グレンファークラス ”秩父ウイスキー祭” 2005 61%
200~-2016年瓶詰めにて、カスクタイプはシェリーバット使用。ボトリング本数は643本。埼玉県で行われる秩父ウィスキー祭2017の公式記念ボトリングにあたる。信濃屋バイヤーである北梶氏が現地蒸留所を訪問した際に選定したサンプルを、帰国後に日頃ウィスキーシーンでプロフェッショナルバーテンダーとして活躍している秩父ウィスキー祭実行委員会のメンバーと 更に厳選を重ねて選び抜いた原酒をボトリング。香りは、新品の皮製品や家具、乾燥茶葉、プルー…
グレンファークラス ”秩父ウイスキー祭” 2004 59%
2004~2016年瓶詰めにて、カスクタイプはシェリーホグスヘッド使用。ボトリング本数は309本。埼玉県にて行われる”秩父ウィスキー祭2017”の公式記念ボトリングにあたる。信濃屋バイヤー北梶氏が現地蒸留所を訪問した際に選定したサンプルを、帰国後に日頃ウィスキーシーンでプロフェッショナルバーテンダーとして活躍している秩父ウィスキー祭実行委員会のメンバーと厳選を重ねて選び抜いたものをボトリング。香りは、カカオ100%のチョコレート、ココア…
ソサエティ 33.135 60.2%
2007~2017年瓶詰め、2ndフィルバット・オロロソ使用。9年熟成にてボトリング本数は606本にて蒸留所コード33はアードベック。タイトルは”焦がしたピートと煙と炭”。 香りは、 アニスシードのシャープさを加えたゴールデンシロップの甘さとレモンを絞ったBBQの香りのコントラストがあるーその背景には戦争映画「マスター・アンド・コマンダー」(2003年アメリカ)のような煙、タールまみれのロープ、焼けた木の香りが漂う。 味わいは香りと同…
OB アラン18年 46%
アラン蒸溜所20周年にて販売。アランは1995年に約160年ぶりに復活した島唯一の蒸溜所となり、同蒸溜所は独立資本のため、ブレンド用の原酒づくりがメインではなくシングルモルトとして飲むためのウイスキーをつくっている数少ない蒸溜所の一つとして挙げられる。また極小の2基の蒸溜器でゆっくりと蒸溜しているため、生産量は非常に限られているとのこと。このアランモルト 18年は、自然豊かなアラン島ゴート・フェル山の麓で18年以上熟成したシェリーカスク…
SAKE SHOP SATO あかし アネホ・フィニッシュ 61%
2012~2017年瓶詰め。SAKE SHOP SATOオリジナルボトル(一部蒸留所シェア)にあたる。供給元である江井ヶ島酒造は、日本酒の仕込みの無い時期にウイスキーも造られており、幅広くお酒をつくっているところ。瀬戸内海の穏やかな気候で育まれたウイスキーで厳選されたホワイトオーク樽で3年熟成し、後熟成の樽として、厳選されたテキーラのアネホ樽で2年熟成とのこと。ちなみに著者の”WHISKEY And 6Pence”の江井ヶ島酒造のエピソ…
ウィームス ブナハーブン 2001 46%
2001~2016年瓶詰めにてパンチョン使用。ウィームス家は19世紀にはジョンヘイグが同家の所有地に蒸留所を建てた事から、ウイスキーとの関わりが始まっており、今日においても所有する畑で作られた大麦が多くの蒸留所で使用されている。 インディペンデントボトラーとして正式にスタートしたのが2005年からで、ウイリアム・ウィームス氏が会社を設立。最初はシングルカスクを発売したところから始まっているとのこと。ここのボトラーズブランドのユニークなと…
ソサエティ 70.18 57.9%
2006~2017年瓶詰め(10年熟成)にてリフェルバレル使用。ボトリング本数212本にて中身はバルブレア。タイトルは、 スイカとジンジャーのアグアフレスカ(メキシコのフルーツドリンク / Watermelon-Ginger Agua Fresca)。 香りは フレッシュ、軽やかそしてその年の春に初めてパティオに座っている時、或いは初めて日よけを塗ったり芝刈りをした時に空気に感じる匂い、まるで自分へのご褒美のような。味わいは、スイカのジ…