ビエール ラムヴュー2006 42%
マリー・ガラント島産。ビエール蒸留所は年にもよるがサトウキビの種類が8種類ほどからブレンドされてつくられている。蒸留は1935年に作られたサヴァル社製の柱状蒸留機3機でまかなわれており、蒸留機の上部3段の濃縮した蒸留をつくる所は銅製でできており、あとの8段の蒸留部はステンレス製となっている。熟成には全て3年間バーボンに使用した樽をアメリカから輸入して使用。 このラムヴュ―2006は、バーボン樽で4年間の熟成を経た後、さらにコニャック樽に…
ウェット バイ ビーフィーター 35%
ビーフィーターのリミティッドプレミアムジンにあたる。ボトルデザインが透明のすらりとしたシェイプになっており、ラベルにはクールで涼しげなブルーとシルバーを使用。その中央にはシルバーのティアドロップ(涙型)が小さく描かれておりその中に衛兵のデザインがなされている。洋なしを使用しての製造が特徴で、フルーティーで華やかな香りと繊細で滑らかな味わいが楽しめる。度数も通常のタイプより低く設定されているのも見逃せない。
Karuizawa ”ASAMA” 1999&2000 46%
年数表記無しにて1999年と2000年蒸留された原酒のヴァッティングとなる(入荷時期は2013年となる)。軽井沢蒸留所は、活火山である浅間山の麓に1955年に設立され、海抜850mという高所に位置しているために避暑地としても有名だが、その湿度が高く涼しい気候はウイスキーづくりに適した環境とも言われていた。また1991年に日本ではいち早く、スコットランド産麦芽を取り入れ、熟成にはほぼオロロソシェリー樽を使用というこだわりにも評価が高かった…
ダモワゾー ラム・ヴィユー 1980 60.3%
グアダループ島産、ベルビュー蒸留所にて1980~2002年瓶詰め。1980年に蒸留された後に180Lのバーボンカスクでの18年間の熟成を経て、5,000Lサイズの大きな木樽に移して保管。大樽に移すことによって蒸発のスピードを落とし、原酒の消失(エンジェルスシェア)を最小限に抑えて、ゆっくりと瓶詰め直前まで品質を向上させる製法で造られる。なので、中身は20年オーバーの原酒だが高い度数を保ったものとなる。 香りは溶剤、シトラスとバニラ、フル…
ダグラスレイン OMC タリスカー9年 58.1% ビックスタンプ
2001〜2011年瓶詰め、リフェルホグスヘッド使用。90本販売。 とにかくスモーキー。ピートは比べると穏やかに感じやすい。パチパチっとはじけて存在感に圧倒しそう。ツンとしていて奥の方に芳しいナッツ香。 味わいは麦芽のような甘さと蜜を連想させる。少しのチョコを感じるが突然態度が変化して海の潮の荒々しい方と胡椒のスパイシーさが襲いかかってくるかのような感覚を味わえる。 フィニッシュはパワー押しの塩と胡椒。味わいの素直さに年数を感じる。 是…
ダンイーダン カリラ21年 56.2% for SHINANOYA
1996~2014年瓶詰め、生産本数279本。ダンイーダンはイタリアの総合酒類メーカーのドナート(DONATO)社が企画、そしてイタリア市場向けに販売しているボトラーズブランドにあたる。樽の選定は、ドナート社が旧ダグラスレインの提携下で入念にセレクト、瓶詰めに関しても同様に旧ダグラスレインの姉妹会社「The Waddel Hepburn」が担当。ちなみにダン・イーダンとはゲール語のスコットランドの首都エディンバラに由来している。香りは、…
マルスモルト ル・パピヨン”オオルリシジミ ” 58%
2012~2016年瓶詰め、アメリカンホワイトオーク使用。「マルスモルト ル・パピヨン」シリーズは、ウイスキー熟成に関わる自然環境について日本の蝶をモチーフにして表現しているとのこと。 この第一弾は長野県に生息する「オオルリシジミ」がテーマ。鮮やかな青色の羽根を身に纏い美しく飛翔する姿をイメージして、香り高く華やかな芳香のあるモルト原酒を一樽セレクトしている。
ピエール・デ・アルマス ドバダン 49.3%
熟成1年以内のアガベロダカンサを原材料に作られるメスカル。その時の状況によりアルコール度数に幅が生じる(50-53%前後) 香りはふわっと儚く、秋の果実を思わせるようにフルーティーで後からスモーキーが少々。味わいはフルーティーさが口の中で少しの間強調され、クローブと森林の香りの短いトーンが後味に残り、甘さに包まれる。 是非お薦めします。
ピエール・デ・アルマス ドバジーチェ 45.1%
熟成1年以内のアガヴェカルウィンスキーを原材料に作られるメスカル。状況により、アルコール度数は変化する(45-48%前後) 香りは新鮮なアガベの強い香りと、杉の森のような爽やかな印象に若干のスモーキーフレーバー。味わいは甘く、アニスシードとマルメロ味が長く続き、後味は初めのねっとりとした味に反し、とてもフローラル。 是非お薦めします。
ピエール・デ・アルマス エスパディン 50.9%
熟成1年以内のアガベアンゴスタフォリアを原材料に作られるメスカル。その時の状況によりアルコール度数が変化する(49-52%前後) 香りは、ほのかにスモーキーで森林とワイルドフラワーの青っぽさが目立つ感じ。味わいは爽やかで甘く若干の酸味を感じる。 是非お薦めします。
バルデスピノ ファミリー・ヘリテージ・ブランデー ソレラ・グランリゼルヴァ 40%
1430年から酒造りを始め500年以上の歴史を誇ったバルデスピノ家の素晴らしい遺産。前オーナーにあたるミゲル・バルデスピノ氏のプライベートストックのブランデーとのことで、19世紀から始まるソレラシステムで作られ、平均熟成年数は50年を越え、100年以上前の古酒も含まれていると言われている。 香りは複雑味のある果実香と濃縮したような深い甘さと優雅さが感じられる。味わいは上質な熟成シェリーのようで徐々に濃密で凝縮された熟成感を静かに味わえる…
コンセプション・グランレゼルヴァ1990 40%
ニカラグア産。アメリカンオークカスク使用。 香りはコーヒーとチョコレート。味わいはフルボディで柔らかい。ウッディ、アーモンドチョコレート。
G&M J.G&スミス グレンリベット 15年 57%
ゴードン&マクファイル社の約100年間に渡ってオンリストされていた”スミス・グレンリベット”57%表記ボトル。昔はアルコール度数を「プルーフ」という単位で表しており、当時のカスクストレングスに一番近いアルコール度数が「100プルーフ(約57度)」であった事から、こちらの商品が造られたよう。しかし時代が移り変わり、世界各国の顧客から57度ではなく「カスクストレングス」の要望が高まった為に生産終了となる(2009年頃終売)。香りはエステリー…
ザ・ウイスキーエージェンシー ”ロスト・ディスティラリー” カンバス28年 47.4%
1988~2016年瓶詰め、ホグスヘッド使用。「The Lost Distilleries of Scotland」など閉鎖蒸留所に関しての著作をもつ著名なMr.BrianTownsendとウイスキーエージェンシ主催者が共に選んだグレーン原酒をセレクトしてボトリング。香りはカスタード、熟成の浅いデメラララム、濃厚なバニラ。味わいはとてもライトだがミルキー、バニラ、ココナッツ、ミルクコーヒー。フィニッシュもライトでスムースさが続く。 &n…
ポイエル・エ・サンドリ グラッパ ロッソファイエ 48%
イタリア、トレンティーノを代表する生産者であるポイエル・エ・サンドリ。フレッシュなヴィナッチャを使用することにより通常よりも品種本来の香が強烈に放たれる。(ヴィナッチャは4日以内に蒸留)蒸留後は基本的にはステンレスタンクで熟成。近隣のミネラル分の少ない湧き水で割り、糖分、香料、香付けチップ、カラメル等は一切使用しないでボトリングされる。ロッソファイエはカベルネ、カベルネフラン、メルローに加えてチロル地方の土着品種ラグレンを使用して作られ…
ポイエル・エ・サンドリ グラッパ トラミナー 48%
イタリア、トレンティーノを代表する生産者であるポイエル・エ・サンドリ。フレッシュなヴィナッチャを使用することにより通常よりも品種本来の香が強烈に放たれる。(ヴィナッチャは4日以内に蒸留)蒸留後は基本的にはステンレスタンクで熟成。近隣のミネラル分の少ない湧き水で割り、糖分、香料、香付けチップ、カラメル等は一切使用しないでボトリングされる。
ポイエル・エ・サンドリ グラッパ ソーヴィニョン 48%
イタリア、トレンティーノを代表する生産者であるポイエル・エ・サンドリ。フレッシュなヴィナッチャを使用することにより通常よりも品種本来の香が強烈に放たれる。(ヴィナッチャは4日以内に蒸留)蒸留後は基本的にはステンレスタンクで熟成。近隣のミネラル分の少ない湧き水で割り、糖分、香料、香付けチップ、カラメル等は一切使用しないでボトリングされる。
シングルモルト駒ヶ岳3年 シェリー&アメリカンホワイトオーク 57%
2011〜2014年瓶詰め、シェリーカスクとアメリカンホワイトオークの新樽の使用。ほのかなピート香の奥に熟した果実を想わせるフルーティーなアロマが広がり、豊かなモルトの風味とウッディ―な味わいが調和。熟成年数以上の奥行きを楽しめる。 是非お薦めします。