OB限定 ブルックラディ イエロー・サブマリン III
Official Limited BRUICHLADDICH Yellow Submarine
Distilled: –
Bottled: 2026
Age: about 14 yo
Strength: 54.2%
Cask Type: Bourbon Cask & Wine Cask
Bottles: ‐ bottling
Comment: 2005年に英国国防省の黄色い潜水艇が思いがけずアイラ島沖で発見されるという出来事があり、現在もその潜水艇の精巧なレプリカがブルックラディ蒸留所の敷地に誇らしげに展示されている。今回のこのボトルシリーズ誕生の背景には、2000年代初頭に起きた有名な手違いが原因となる。それは、米軍情報機関がブルックラディ蒸留所を”大量破壊兵器(WMD)の拠点となり得る場所”と誤って疑ったのである。この官僚的な失態に対し、蒸留所は怒りではなくユーモアで応じたのがこのシリーズ誕生に繋がったという。2005年発売のWhisky of Mass Distinction:イエローサブマリン、2018年のイエローサブマリンⅡ レジェンド・リサーフェス(伝説の再浮上)に続く第3弾にあたる。フェノール値はノンピートにて、大麦100%スコットランド産大麦(アパルーサ品種)を使用、熟成樽の構成はファーストフィルのバーボンカスク75%、ファーストフィルとセカンドフィルのフランス産赤ワインカスク25%、ノンチルフィルター及びノンカラーとなっている。
Tasting comment:まずハニーオーツとバターたっぷりのショートブレッドのような甘い香りが立ちのぼり、シリアルのような優しいぬくもりが全体を支える。軽くトーストしたヘーゼルナッツと滑らかなプラリーヌにほのかなナツメグが重なり、ピスタチオ入りのバクラヴァ菓子を思わせる濃厚なシロップの甘さが広がる。ピンクペッパーやかすかなジンジャーがアクセントを加え、穏やかで温かみのあるスパイス感へと溶け込む。味わいは、うっとりするようななめらかな口当たりで、フレッシュなオレンジの皮のニュアンスが軽やかな快活さを加えている。スイカズラとオレンジの花の繊細な風味が波のように続き、爽やかなリンゴとみずみずしい洋梨がそれを引き立てる。クリーミーなクレームブリュレがコクと深みをもたらすいっぽう、黄金色のヒースとかすかな海塩が、風の吹きつける荒涼としたアイラ島へと飲み手を誘う。フィニッシュは長く続く余韻の中で、甘い蜂蜜、穏やかでぬくもりのあるスパイス、続いてトーストしたヘーゼルナッツがゆっくりと広がる。ベルベットのようになめらかな口当たりが最後まで続き、一口ごとに濃厚で魅力的な余韻を残す(輸入元のテイスティングコメントを参照)。
