CHICHIBU Ichiro’s Malt (2015-2022) Refill Quarter Cask for SHINANOYA Private Bottling 15th Anniversary.

Distilled: 2005
Bottled: 2022
Age: about 7 yo
Strength: 63%
Cask Type: Refill Quarter Cask
Bottles: 132 bottling

Comment: 信濃屋プライベートボトリング15周年記念ボトルの一つとして、特別な一樽をシングルカスク、カスクストレングスでボトリング。今回選定した一樽は、秩父蒸溜所独自のリフィルクォーターカスクで熟成された原酒をシングルカスク・カスクストレングスでボトリングされており、この独自の形状であるリフィルクォーターカスクは、日本の洋樽職人、齋藤光雄氏が経営していたマルエス洋樽製作所にてバーボンバレルを組み替えた秩父蒸溜所向けのオリジナルクォーターカスクとのこと。その後、製品に使用された後、今回の原酒が詰められ、リフィルクォーターカスク熟成の原酒として信濃屋向けにシングルカスクとして縁を持った。かつて、信濃屋プライベートボトル5周年記念ボトルの際、選ばれたのが秩父蒸溜所オリジナルクォーターカスク3年熟成であったこともあり、当時を知る人々にとっては、その10年越しに繋がる特別なオマージュ的な意味合いを残している。

Tasting Comment: 香りは、しっかりと凝縮感のあるアロマ、ドライタンジェリン、落雁、シナモン、ジンジャー、樽熟のオレンジリキュール、お香のような甘いウッディさ、広葉樹の落葉、きなこやアーモンド、ミント。口に含むと、パワフルで凝縮感のある味わいが広がる。タンジェリン、オ レンジピール、キウイ、バニラエッセンス、やがて加熱した桃やアプリコットジャム。余韻にかけてフルーティーさが際立ち、非常に長いフィニッシュが続く。やがて、ジンジャーのスパイシーさとオークのタンニン。数滴の加水でより香味が開く( 信濃屋スピリッツバイヤーのテイスティングコメントを参照)。