Duncan Taylor ”Peerless Collection” GLEN MORAY 37 yo

Distilled: 1973
Bottled: 2011
Age: about 37 yo
Strength: 49.3 %
Cask Type: Oak
Bottles: 257 bottling

Comment: ダンカンテイラー社は1938年に設立、主にシングルモルトおよびシングルグレインスコッチウイスキーの樽を個人で保有する独立系ウイスキー専門商社にあたり、現在は本社がハントリーにあるのでそこでボトリングをしている。もともと、家族経営のスコッチウイスキー専門店であるダンカンテイラー＆カンパニーが、1938年5月27日にスコットランド・グラスゴーのレンフィールド通り20番地に、樽売買の仲介および取引会社として設立されたことがきっかけで、第二次世界大戦直後にJ&Bスコッチをアメリカに輸入して財を成した生粋のニューヨーカー、故エイブ・ローゼンバーグ氏が、ダンカンテイラー社を買収し、蒸留所から買い付けた樽の貯蔵を開始。 当時、ローゼンバーグ氏のメインである仕事はブレンダーとして情熱を注いでいたと言われている。そこから2002年、ウィスキー商人のユアン・シャンド氏がダンカンテイラー社を買収し（すでにローゼンバーグ氏は他界）、 そこから現在のステータスまで上げている。この通称”ピアレス・コレクション”（ピアレス・コレクションと名称であるのは初期にリリースされたボトリングのみ記載されているが、その後このラベルデザインのものはいつからかピアレスの表記がなくなっている。一説にはローゼンバーグ氏のコレクションがあまりにも素晴らしかったので、その樽のみをピアレス・コレクションにしたとも言われている）は稀にあるもの、比類なき存在としてリリースされており、ダンカンテイラー社の主要なラインナップとして名高い。

Tasting Comment: 香りは黄桃、キャラメルナッツ、ダージリンティー、コニャック樽。味わいはメープルシロップ、生姜湯、樹液、黄金糖、オレンジマーマレード、赤肉メロン。徐々に苦味のあるウッディさ。余韻はコニャックのようなフルーティーさと熟成感のある戻り。