BALBLAIR 1997 FIRST FILL BARREL  FOR SHINANOYA

Distilled: 1997
Bottled: 2015
Age: 18 yo
Strength:52.2%
Cask Type:  1stfill Barrel
Bottles: 222 bottling

Comment:信濃屋酒販からのバルブレア蒸留所オフィシャルプライベートボトリング第1弾にあたる。バルブレアといえば、226年以上の歴史を持つハイランドでスコットランド最古のウィスキーづくりを継承し続ける1790年創業の歴史ある蒸留所。その地域は無尽蔵にピートが得られるピート教区として、また古くから密造酒づくりが盛んであったという素晴らしい立地と歴史に恵まれ、2015年にはケン・ローチ監督のウイスキーをテーマにした映画「天使の分け前」でも重要なシーンを提供。1915年から休業状態もあった中、1948年から新オーナーの下で蒸留を再開。その後、ハイラムウォーカー＆サンズ社、合併したアライドディスティラリーズ、1996年にはインバーハウスディスティラーズ社がオーナーとなるなど激動のウィスキー史をそのまま体現する存在でもあるかと思われる。

Tasting comment:香りは良質のバーボン樽を連想させる品の良いバニラ、レモン、シトラス、柑橘の果皮、フレッシュな青林檎、奥から新品の皮製品、若木、葉っぱ。味わいは口に含むと、グレープフルーツ、オレンジ、キウイフルーツ、たくさんのクエン酸系果実、バナナ、ビスケット、ココナッツ、オールスパイスややオイリー。フィニッシュはフルーティな甘さと心地良いビター感、新樽由来のジンジャー、ペッパーが非常に長く続く（信濃屋バイヤーコメントを参照）。　是非お薦めします。