FERDINAND’S SAAR DRY GIN EAU DE VIE STYLE GIN JAPAN SPECIAL EDITION for SHINANOYA and Bar Nemanja 46%
フェルディナンズ オードヴィースタイルジン ジャパン・スペシャルエディション 信濃屋& バー・ネマニャ
信濃屋酒販店が正規で扱っているジンの初プライベートボトリングにあたる。フェルディナンズザールは、ドイツ・ルクセンブルグにありフランス国境沿いのモーゼル地方ザール地区に所在する、こだわりのクラフトディスティラリー・アバディス蒸留所。またその地元のトップワインメーカーとして高い評価を誇るゲルツ・ツィリケン家とヨーロッパで広いネットワークを誇り、販売代理店を務めるキャプレット・モンタニュー社の3社で立ち上げた共同プロジェクトブランドにあたる。 ここのブランドのジンに対するこだわりが凄く、大きく分けて3つのポイントがあげられる。まず一つは、蒸留後に高級白ワインを添加という点。ドライジンの蒸留後に高級白ワインを添加する従来に無い手法を取り入れており、ワインは蒸留で生み出された原酒に更なるエレガントな香味を与えると言われている。次に自家農園で栽培された果実やハーブを使用している点。ジンの風味を決めるボタニカルではすべて手摘みされた約33種類のフルーツ・ハーブ・スパイスを使用しており、その約7割が地元モーゼル地方産で、中にはアバディス蒸留所に隣接する自家農園で、自らが手塩にかけて育てたクインス(西洋カリン)、ヴィンヤードピーチ(ワイン畑の桃)、ラベンダー等の果実やハーブ、花類も惜しみなく使用している。そして、ベーススピリッツにスペルト小麦を使用している点。ベーススピリッツは地元産の小麦、ライ麦、スペルト小麦を自家蒸留しており、その割合(マッシュビル)は各50%、25%、25%ずつの配合で行っている。スペルト小麦は現在広く利用されているパン小麦(普通小麦)の原種にあたる古代穀物であり、地元に根差した原酒づくりの中で、古くから愛された品種への敬意をこめて採用。このこだわりはドライジンの骨格を支える重要な役割を担っているとのこと。今回のボトリングは、その生産者、そしてブランドアンバサダーを務める横浜の名店・カクテルバー ネマニャの北條夫妻と信濃屋バイヤーである北梶氏のプラニング2年の歳月を投じ、数々のミーティングとサンプリングを行って完成させた1本となる。通常のタイプとは異なり、オードヴィースタイルで定番のドライジンに自家蒸留したグレープスピリッツを30%ブレンドでしており、また100%ドイツ産ボタニカルを使用、従来の32種類に対してこだわり抜いた23種類のボタニカルにしている。中でも、自家果樹園で収穫したクィンス(西洋カリン)、ルビネットアップル、レッドヴィンヤードピーチ、クランベリー、ミラベル(イエロープラム)の果物はオーガニックハーブと共にこのレシピの中核を成しているとのこと。また、15種類はオーガニックハーブを使用しており、厳選したキーボタニカルをセレクトしている(定番のドライジンでは7種類のみだが倍以上のハーブをふんだんに使用)。内容としてはとても贅沢な仕上がりとなっている。