GLEN GARIOCH “TEMPTATION” 6y Madeira wood finish for SHINANOYA MAINSHOP 19th ANNIVERSARY 57.9%
2011~2018年にてボトリング、カスクタイプはマディラ・ウッド・フィニッシュとなる。ボトリング本数は240本。信濃屋のプライベートボトリングであるTEMPTATIONシリーズはそのタイトル通り、新宿不夜城「歌舞伎町」のアブナイ雰囲気とパフューミーな個性を持つことで知られるものをセレクトしている(ちなみに第一弾のリリースはボウモア)。グレンギリーはモリソンボウモアファミリーが、かつてボウモアと同時期に所有していたことで知られる蒸留所。古典的なハイランドモルトとしても名が挙がるが1970年代終盤~1980年代には、ボウモア同様に、パフュームの個性が出ていた蒸留所としても知られている。ウッドフィニッシュによる薄化粧から生まれる香味の違いが興味をそそる。
テイスティング:香りはサルタナレーズン、黒糖、金木犀。味わいは口に含むと、チェリー、干しあんず、干し柿の濃厚な甘さミルクチョコレート、かすかな花の香り。フィニッシュは紅茶の渋みののちに、焼いた洋梨の柔らかな甘み。