トリニダードラム テン ケーン 11年 ”コモ プルミエ ジュール”
Trinidad&Tobago Ten Cane 2012 11yo Comme Au Premier Jour
Distilled: 2012
Bottled: 2023
Age: about 11 yo
Strength: 53.4%
Cask Type: Bourbon Barrel
Bottles: 135 bottling
Comment: トリニダード・トバゴの中でも最も稼働年数が短ったテンケーン蒸留所(2015年閉鎖)の貴重な原酒の一樽。今回は、2024年1月に他界してしまった友人でもあり、Rum Club Japan理事の長谷川幹洋氏が多くのラム愛好家に紹介すべく、生前に特別に厳選していったものをボトリング。Commer Au Premier(コモ プルミエ ジュール)は故人と親しかった方々が考えた言葉で、長谷川氏の人と人を繋ぐ力、それがまた人と人の出会いに繋がり新しい何かが生まれることへの行動力・哲学への敬意が込められて命名したとのこと。元々はアンドレ・ギャニオンの有名な曲のタイトルで、直訳は”初めて会った日のように”だが、邦訳は”めくり逢い”と呼ばれている。また、ラベルは長谷川氏と交流があったアーティストの小川信治氏が手掛けたものである。
Tasting Comment: 香りはモラセスが豊富なブラウンシュガー、ハチミツを塗ったとトースト、乾燥茶葉、ホワイトペッパー、奥から塩素、プラスティックや溶剤。味わいは、ドライアプリコット、レーズンバターサンド、ダージリン紅茶、ブラックオリーブやタール、心地よい塩味とミネラル感、ややナッティで軽快なボディ。フィニッシュにプルーンジャム、ビターチョコレート、徐々にドライに変化しリコリス、タバコの葉、スモーキーで少しファンキー。