ニッカ ディスカバリーシリーズ ザ・グレーンウイスキー
NIKKA DISCOVERY The GRAIN WHISKY
Distilled: –
Bottled: 2023
Age: about ₋ yo
Strength: 48%
Cask Type: –
Bottles: 20,000 bottling
Comment: 2021年から展開されている”NIKKA DISCOVERY”シリーズの第3弾(第1弾は2021年にシングルモルト余市 ノンピーテッドとシングルモルト宮城峡 ピーテッドをリリース、第2弾は2022年にシングルモルト余市アロマティックイーストとシングルモルト宮城峡アロマティックイーストをリリースとなる)。今回のこのボトルは穀物が原料のグレーンウイスキー(以下ニッカ ザ・グレーン)で、ニッカが所持する様々な蒸留器および工場で蒸留された、複数のグレーン原酒がブレンドされており、他のグレーンウイスキーとは一線を画す仕上がりとなっている。このニッカ ザ・グレーンにブレンドされている原酒は7種で構成されており、まずは宮城峡蒸溜所のカフェ式連続式蒸溜機でつくられたカフェグレーン(基軸)、門司工場(九州)でつくられた大麦グレーン原酒、さつま司蒸溜蔵(九州)でつくられた大麦グレーン原酒とコーン・ライ麦原酒、宮城峡蒸溜所のカフェモルト、最後に西宮工場で生まれた長く熟成を重ねた稀少な2種の原酒をブレンドしているとのこと(西宮工場は、1963~1999年の間にカフェ式連続式蒸溜機が設置されていたのもあり、その期間に蒸留され、貯蔵されていた長熟のカフェグレーンとカフェモルトが採用されているとのこと)。特に主軸となるカフェグレーンについては、日本で本格的なブレンデッドウイスキーをつくりたいと考えていたニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝氏の、グレーンウイスキーに対する強いこだわりが伺えるものとなっている。
Tasting Comment: 香りは、マーマレードやサイダーを思わせる爽やかさ。ウッディでバニリック。トーストやクッキーのような、甘く香ばしい穀物の芳香。味わいは、シナモンのような穏やかなスパイス感とコーンの甘さ。ライ麦由来の爽やかで、コクとふくらみのある味わい。余韻はほのかにビタースイート、すっきりとした後味(ニッカ公式コメントを参照)。