ダンカンテイラー ”ディメンションズ” グレンロッシー 19年
Duncan Taylor ”Dimensions” GLEN LOSSIE 19years
Distilled: 1992
Bottled: 2012
Age: about 19 yo
Strength: 51.2 %
Cask Type: Hogshead
Bottles: 292 bottling
Comment: ダンカンテイラー社は1938年にアメリカ合衆国で設立され、ウイスキーに魅せられた創設者アベ・ロッセンベルグ氏がスコットランド全域の多くの蒸留所からニューフィリングの樽を購入し、膨大なコレクションと所有したのが始まりとされている。1994年、ロッセンベルグ氏の死去に伴い、一時的に慈善団体により管理されていたが、コレクションの質の高さに感銘を受けた現マネージングディレクターのユアン・シャーン氏が2000年にコレクションを購入し、スコットランドのハントリーに本部を設置して今に至るとのこと。現在は自社のボトリングプラントを持ち、世界各国に高品質なウイスキーを届けている。そして、今回ボトリングされたグレンロッシーは、同じ地域の中にマノックモア蒸留所(Mannochmore)があり、マノックモアはグレンロッシーと並んで1971年に建設されており、この2つの蒸溜所は姉妹蒸留所の関係にある。ブレンデッドウイスキーのヘイグやディンプルの核となるモルト原酒の1つで元々はグレンドロナック蒸溜所のマネージャーだったジョン・ダフ氏が1876年に設立。トップクラスのブレンダーズモルト12本のうちの1本として評価が高いのだが、同蒸留所の生産量の1%だけがシングルモルトとしてボトリングされているので(過去にも”花と動物”シリーズしかオフィシャルボトルにあたるボトリングは出ていない)、スペイサイドモルトファンには人気があるのだが、ほとんどの方に知られることがあまりない蒸留所として数えられている。
Tasting Comment: 香りは大変クリーミーで、蜂蜜、オレンジ、ミント、パイナップル、ア ーモンド、トフィーヨーグルト。味はジューシーな果実、フ レンチトフィー、ワインガムで、少しグラッシーさがあり。フィニッシュにはホワイトペッパー、セージ、ライムが残る(輸入元コメントを参照)。