60年代のバリンダロッホを開封
年末により、様々なボトルが売り切れましたので新たにボトルを開封です。
シンプルに紹介していきます。
ローガ バリンダロッホ41年
Distilled: 1969
Bottled: 2010
Age: about 41 yo
Strength: 52.7%
Cask Type: Refill Sherry Cask
Bottles: ₋ bottling
コメント: インポータ―であるスコッチモルト販売の最高峰シリーズであるローガの初期リリースボトル。中身はグレンファークラス。ローガはゲール語で”高みの終わり”ハイ・エンド(High-End)を意味し、もうこれ以上、上が無いという至高の存在を表しているとのこと。
百世不磨 御岳シングルカスク
Distilled: 2021
Bottled: 2024
Age: about 3 yo
Strength: 57.5%
Cask Type: Oloroso Sherry But
Bottles: ₋ bottling
Comment: 御岳蒸溜所は九州・鹿児島日置市にある1845年創業の老舗焼酎蔵・西酒造が2019年にウイスキー製造免許を取得して創業。ラダーのシリーズ“百世不磨” 第14弾目となり、熟成年数が短いながらもしっかりとした樽の個性が伺える。
オフィシャル限定 スプリングバンク11年マディラウッド
Distilled: 1997
Bottled: 2009
Age: about 11 yo
Strength: 55.1%
Cask Type: Madeira Wood
Bottles: 9,090 bottling
Comment: スプリンバンクの意欲的に樽の個性を提案してきたウッド・エクスプレッション・シリーズ。今では様々な樽を熟成に使用していますが、当時はオフィシャルで熟成に使用してリリースすることがあまり無かった時代の貴重な一本となります。
他にも数本入れ替わりで開封しています。今回、開封したボトルはいい意味でバランスのとれたラインナップかと思いました。ローガシリーズはとにかく古めかしいシェリー樽の個性が楽しめますし、百世不磨シリーズの御岳は短熟ですが老舗の焼酎蔵が保有していた古樽のシェリーカスクを使用して熟成しています。スプリングバンクのウッド・エクスプレッションシリーズは当時の試験的に樽の熟成を検討していたものですので、この三本は樽の個性についてとにかく考えさせられるものかと思われます。
あと、思ったより好評なのが、ウイスキーフープのミルトンダフ12年。当初はウイスキーフープからのテイスティングコメントが間違えているんじゃないかと思うような内容だったのですが、飲んでみると意外性があってユニークでした。また飲まれたお客様からもまずまずの意見を頂きます。
年末だとお酒を飲む機会は増えるかと思われますが、ゆっくりとお酒を味わいたい時は当店に寄っていただけると幸いです。
では、またまた。