シングルモルト余市 ノンピーテッド
Single Malt YOICHI Non Peated
Distilled: –
Bottled: 2021
Age: about ‐yo
Strength: 47%
Cask Type: –
Bottles: 10,000 bottling
Comment: 2024年に創業90周年を迎えるニッカウヰスキーが、保有する多様な原酒や原料や発酵などの製造工程によるウイスキーのつくり分けの歴史が生み出す奥深さに焦点を当てた“NIKKA DISCOVERYシリーズ”第1弾商品にあたる(この後、2022、2023年とシリーズは続く)。ウイスキーの多様性や奥深さ、意外性を「発見する」シリーズとして展開している。2021年の限定ボトルでは“原材料の違いがもたらす個性”に着目し、”シングルモルト余市” ”シングルモルト宮城峡”が持つシングルモルトならではの魅力はそのままに、隠れていた意外な個性に注目したシリーズとなっている。 パッケージは、余市のロゴを堂々と配し、シングルモルトであることを意識した表現となっておりまた、通年商品のスモーク瓶とは異なり透明瓶を採用し、通年商品では隠されていた“ウイスキーの個性”が現れることを表現しているとのこと。ちなみに今回の主席ブレンダーは綿貫 政志氏が担当。 氏いわく、余市と言えば力強くピーティー、かつソルティ。そんなイメージを完全に覆すのが今回の狙い。ノンピート麦芽でつくった原酒だけで組みあげた、かつてないシングルモルト余市。新たに発見したこの素質を最大限に生かしながら、現存する余市のノンピートとしては最も古い1989年の原酒など熟成感を備えた数々のモルトをブレンドし、若い熟成主体だが、複雑な味わいを達成していると言われている。
Tasting comment: 香りは華やかでフルーティー。ほのかなミルキーさや蜂蜜の⽢さ、ココナッツの⾹ばしい⾹り。
味わいはベリーや洋ナシ、りんごを思わせる⽢酸っぱさとしっかりとしたモルトのコク。やさしくやわらかな⽢さが全体を包み込む。フィニッシュにキャラメルのようななめらかでコクのある余韻がほのかなビターを伴い穏やかにつづく。
■『シングルモルト余市 ノンピーテッド』
力強く厚みのある味わいの『シングルモルト余市』を、あえてノンピーテッドモルト原酒だけを使用してつくりました。余市モルトの特徴である石炭直火蒸溜による力強さはそのままに、ピートの奥に隠れていた余市モルトのやわらかな果実味、なめらかでコクのある甘さが姿を現します。ベリーや洋ナシ、りんごを思わせる甘酸っぱさと、しっかりとしたモルトのコクが調和した味わいを実現しました。華やかでフルーティーな香りとキャラメルのような滑らかでコクのある余韻が心地よく続きます。余市ならではの味わいとともに、ノンピーテッドモルト原酒だけでつくることによってもたらされる香味特徴をバランスよく感じることのできるアルコール分47%を採用しました。