厚岸ウイスキー サロルンカムイ 55%
The AKKESHI Single Malt Whisky Sarorunramay
Distilled: 2016
Bottled: 2020
Age: 3years over
Strength: 55%
Cask Type: Mizunara Cask (Main) 、Sherry Cask、Bourbon Cask、Red Wine Cask
Bottles: 245 bottling over
Comment: 厚岸蒸留所は北海道厚岸郡厚岸町に2016年に誕生。創業者でありオーナーである樋田 恵一氏は若い時からウイスキーの奥深さに魅せられ、特にアイラモルトに心惹かれていたことから、アイラの風土の様な独自の風土を厚岸に見出してウイスキーつくりをその土地で始めることとなった。その周辺にはエゾ鹿が出没する大自然にあり、近くを流れるホマカイ川の水はピート層で濾過されアイラ島の水の様に茶褐色をしているとのこと。また、海藻を含むピート、植物を含むピートを使用した自家製ピートも製造可能な土地でもある。又、寒暖の差も激しく、夏は20度を超え、冬は-20度を下回りウイスキーの熟成も興味深い環境であろうと言われている。
厚岸ウイスキーサロルンカムイは、厚岸蒸溜所初のシングルモルトウイスキー(熟成期間3年超)にあたり、限定販売となる。配合された原酒は全て操業初年度である2016年製のもので、熟成樽はバーボン樽、シェリー樽、赤ワイン樽そして、メインにミズナラ樽を採用している。ちなみに”サロルンカムイ”とは、アイヌ語で「タンチョウ」を指し「湿地にいる神」という意味を表す。
Tasting comment: 香りは焦げた木片、ヨード、カルメラ、ジンジャー、軽くクローヴのスパイシーさが漂う。味わいはブラウンシュガーや麦芽の甘さにアルコール独特の刺激によるピリッとした辛さ、スパイシーでソルティー。フィニッシュにはスモーキーな余韻に塩っ気が舌に残る。