MARS MALT le Papillon~Gifu Tyou ギフチョウ~ Single Cask 2013-2019 58%
2013~2019年にてボトリング、カスクタイプはアメリカン・ホワイトオークを使用。ボトリング本数は576本となる ”マルスモルト ル・パピヨン”は、ウイスキー熟成に関わる自然環境を日本の蝶をモチーフに表現しているシリーズにあたる。今回は、ギフチョウをラベルデザインにセレクト。 なお、ラベル裏にはこのラベルデザインにこの写真を撮影した遅沢恭二氏のコメントが掲載されている。
ギフチョウについてのコメント(裏ラベルから)
2015年5月、まだ肌寒い朝、岐阜県大野郡白州村の雪の残る山道を進むと、開けた空間にカタクリの濃い青色の絨毯が現れた。天気の回復を祈って何度も何度も空を見上げる。待ちくたびれたころ、ようやく雲の合間から陽が射し、ふと気付くと、ギフチョウが吸蜜に来ていた。後翅の赤が良く目立つ。こんなに派手なのに、地面に止まると迷彩模様でもう見つからい。カタクリの花から花へと飛び回り、せわしなく吸蜜を繰り返す。やがて、彼女は満足したのか林の中に消えていった。桜の咲く頃にだけ出現するギフチョウは「春の女神」と呼ばれている。2013年に信州蒸留所で蒸留した原酒の中から、春の女神を連想させる一樽を選んだシングルモルトウイスキー。