NEISSON Rhum Vieux Straight from the Barrel No279

Distilled: 2018
Bottled: –
Age: about ‐ yo
Strength: 54.2%
Cask Type: Cognac Cask
Bottles: 685 bottling

Comment:ネイソンはフランス海外県のマルティニークにあるラム蒸留所。家族経営で行い、完全に島の中で循環する農業システムを構築した、島内の数ある生産者の中でも造りの丁寧さで群を抜く孤高の存在。今回のこのボトルであるストレート フロム ザ バレルは、樽の産地や熱処理の程度（チャーの度合いなど）、また容積などにより中の原酒は異なる熟成をすることやネイソンが所有するセラーや、セラー内の樽の位置によってどのようにアロマが変化するのか、という新しいアプローチを試みたこだわりのシリーズにあたる。カスクナンバー279は「CHAI VEVERT」という、最も湿度が高く気温が低いセラーで熟成されているとのこと。2018年6月28日にコニャックの新樽へ樽詰めされた時点では600リットルあった原酒が、瓶詰時には480リットルにまで減っていたよう。また、裏ラベルには樽が置かれていた位置を明記し、シングルカスク、カスクストレングス、ノンチルフィルターでボトリングされていることも表記されている。

Tasting comment: 極めて複雑な香り。スパイス、特にクローヴとバニラが徐々にココアのように変化する。滑らかで丸みを持つ口当たりは、力強くも繊細なアロマが口の中で広がる。余韻は芳醇で長く続く（ボトル記載のコメントを参照）。