贅沢なグラッパにはタバコの匂いが残る
蒸留酒の魔術師の異名を持つカポヴィッラのグラッパが入荷しました。
Data:CAPOVILLA Grappa AMAROME TOBACCO 2012 alc:46%
1986年にカポヴィッラ自身の豊かな発想を形にした”湯煎式蒸留器”により、その素材の持つ香りや味わいを損なうことなく抽出して蒸留したグラッパはとても評価は高いですね。
今回はアマローネからのグラッパに、”タバコの葉”の香りを取り込んだものが入荷です。
蒸留温度に気を配ることにより生み出される氏の蒸留酒はまさしく素材の味わいそのものが堪能できます。 もともと、フルーツなどのアロマは温度の高低によりとても脆く危うい存在になってしまいます。
他に類を見ない湯煎式の蒸留は100度を僅かに超えない温度で行っているとのこと。この方法は、時間とコストがとてもかかるらしく非効率的と言われています。それでも氏は、手間を惜しまずに大切にその素材の持つアロマを大切にそのブランデーに封じ込めていきます。もちろん、今回のタバコの香りもそのボトルに詰まっていることかと思います。
感動するグラッパを味わい方は是非ともカポヴィッラ氏の造り出す芸術を楽しんでいただきたいものです。
では、一度は是非ともご賞味下さい。