再びのポートエレン、開封しました。
閉鎖蒸留所というのは、再び出会うのが難しいという意味にも捉えられるかもしれませんね。当たり前の事実ですが。
今回は、10年前くらいにリリースされたボトラーズブランドのシングルモルトを開封しました。
Bottle Data:
BERRY BROTHERS & RUDD Own Selection Port Ellen 24years (1982~2007)CaskType:Bourbon Cask alc:55.8%
1983年に閉鎖した蒸留所ですが今でも人気の高い蒸留所”ポートエレン”です。
ボトラーズブランドは老舗のベリーブラザーズ&ラッド社(BBR)からで当時は比較的よくリリースをしてくれていたと思います。確か、同時期にBBRからはカスク違いでもう一本ポートエレンをリリースしていたかと思いますがもう10年前の記憶なのでちょっと曖昧な感じでしか覚えていません。もし誰かご存じであればお伝えしていただけると幸いです。
こういったボトルは開け時をよく悩みます。それこそ何十本でもストックしてあれば気兼ねなく開封できるのですが、そういう訳にもいきませんから。今回はたまたまお寄りいただいた香港からのお客様が”香港には今ポートエレンが無い”と言われて(探せばきっとあると思いますが)開封しようという気持ちになりました。
当時(今から10年前の2007年)は、とてもシャープで温かい干し草のニュアンスとピートを楽しめるタイプと思っていましたが今開封してみると、穀物由来の甘みがぎゅっと感じられて、とても度数を感じさせない旨みがありました。
もしよろしければ是非ともお試しいただきたいと思います。