IN Isle of HARRIS GIN
最近では、ジンに使用するボタニカル(植物性由来成分)も様々な種類が増えてきました。このジンには海藻が使用されているというのでとても気にはなっていましたが、とうとう当店にも入荷することとなりました。
Bottle Data
Isle of HARRIS GIN alc 45%
アイル・オブ・ハリス蒸溜所は2015年9月にスコットランドのハリス島に島内初となる蒸溜所として設立されました。
ちなみにハリス島はスコットランドの北西部に位置する離島ですが、行き方はスコットランドからフェリーや飛行機で行けるそうです。
そのハリス島ですが現在、若者が職を探して島を離れてしまうなど経済面が低迷している問題が浮上してきました。このような問題はどこの国でもあるんですね。
なので、なんとか島を活性化させる方法はないかと島の人々がアイディアを出し合った結果、それまで島にはなかった蒸溜所を作れば雇用の創生につながり、蒸溜所を見学に訪れる人たちで島は賑わうのではないかという考えに行き着いたそうです。
こうしてアイル・オブ・ハリス蒸溜所は島の人々によって設立される経緯となったとのことです。
アイル・オブ・ハリスジンに使われているボタニカルは全部で9種類。ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカ・ルート、オリス・ルート、クベバ・ペッパー、ビター・オレンジピール、リコリス、シナモン、そしてこれらをまとめあげるアイル・オブ・ハリスジンのキーボタニカルが、今回の目玉であるハリス島の沿岸でとれる”シュガーケルプ”と呼ばれる昆布の一種です。
島のダイバーたちが手作業で収穫したシュガーケルプがアイル・オブ・ハリスジンに独自性をもたらし、そして特徴づけているとのことです。
ちなみにテイスティングノート(輸入元から)では・・・・
香りは、力強いジュニパーと松葉のノートのすぐあとに、ビターオレンジ、ライム、グレープフルーツなどのシトラスノートが感じられます。バラなどの花のアロマがフレッシュなハーブと混ざりあい、コリアンダーやスグリを思わせるアクセントがそこに加わります。シュガーケルプが海の香りを引き連れて全体のふくよかさを演出しています。 味わいは、ビターなジュニパーや松のニュアンスと、甘美なマンゴーやグレープフルーツ、オレンジの絶妙なバランスが爽やかなジンの味わいを引き出しています。コリアンダーがフレッシュなハーブを思わせるあおい香りを生み出し、スムースかつドライ、独特の味わいを作り上げています。アフターは、ジュニパーとシトラスピールのノートが持続し、時間を掛けてゆっくりと広がります。 バニラやブラックペッパーといったニュアンスがやさしい海の記憶とともにフェイドアウトしていきます。
・・・とのことです。
是非とも一度はお試しいただけると幸いです。では、よろしくお願いいたします。