Breuckelen Style ”New York Whiskey”
ブルックリンの綴りは”Brooklyn”と書きますが、ブルックリン・ディスティング蒸溜所のオーナーはオランダ系アメリカンなのでブルックリンの綴りは”Breuckelen”となります。
Bottle Data
77WHISKEY Local Rye&Corn 608days old 45%(→)
77WHISKEY New York Wheat 571days old 45% (←)
ブルックリン・ディスティリング蒸留所はブラッド・エスタブル氏がニューヨーク州ブルックリン地区で2010年に創業。
ここは19ストリート77番地にあるのでウイスキーの名称に”77”と名付けています。
ブラッド氏は地産地消とオーガニック、そして丁寧さにこだわりがあり、材料の穀物(2017年時点では85%オーガニック)は主にニューヨーク州産を使用。源水もニューヨーク市の水を一度蒸留してからさらに一度フィルター処理をかけて使用してウイスキーとジンをつくっています。
また糖化作業には約20時間ほど行い、さらに発酵時間にも10~14日ほどかけて行う贅沢なつくり方をしています。
蒸留は、ドイツ製複式蒸留器(単式と連続式のハイブリッド)とケンタッキー製単式蒸留器を使用。ラムや他の蒸留酒では単式と連続式、または複式蒸留をブレンド、もしくは別々に熟成させて後にブレンドを見かけますがこの方法はクラフト系のウイスキーつくりの中ではとても手間をかけているように思えます。
その後、熟成させるスピリッツの種類により95リットルと200リットルのニューアメリカンオークバレルで、複式蒸留したものは2年未満、単式蒸留で蒸留したウイスキーは4年以上寝かせているとのこと。また全てのウイスキーはノンチル・ノンフィルタードでシンプルな味わいの表現に力をいれています。
是非とも一度はお試しいただけると幸いです。
また、アールガッドのチョコとも相性はよかったのでこちらもお試しいただきたいですね。