SHINANOYA PRIVATE BOTTLING~Glenfarclas~
これぞ、シェリー!というスペイサイドモルトを開封しました。
Bottle Data:
GLENFARCLAS FAMILY CASKS for SHINANOYA PRIVATE BOTTLING 10th ANNIVERSARY (1991~2016)Cask Type:SHERRY BUTT 56.9%
578Release
2007年から続く”日本のウィスキーマーケットの質の高さや情熱を文化とともに世界へ発信” ”高品質な商品と生産者の情熱を日本のマーケットにお届けする”というテーマで始まったSHINANOYA PRIVATE BOTTLINGもとうとう10年という節目を迎えました。あれから150本以上のボトルを独自のルートとコンセプトでリリースしてきたことは大変な偉業かと思われます。
そして今年(2017年)、10周年という節目を記念して10樽のシングルカスクを1年間かけてご紹介していくという企画を信濃屋はやっているとのことで当店にもそのボトルが少しばかり入荷してきています。
今回は160余年の歴史を持ち、オフィシャルプライベートボトリングも困難なスペイサイドの蒸留所・グレンファークラスの原酒です。さらに驚くことに、信濃屋スピリッツバイヤー北梶氏が現地蒸留所を直接訪問し、蒸留所オーナーであるグラント家の当主ジョージS.グラント氏と一緒にウェアハウス内でサンプリングをテイスティングするという徹底ぶりでセレクトした一本とのことです。
そんなことを聞いてしまうとついつい笑みがこぼれていましますね。ちなみに輸入元のテイスティングコメントは・・・
【香り】アンティークの家具、クローヴにやや白檀。プルーン、ブラックカラント、ドライオロロソシェリーの香り。
【味わい】口に含むと、カカオやコーヒー豆、胡桃、ややナッティ。ミントをのせたチョコレートケーキ、サルタナレーズン、デメララシュガー、キャラウェイ。複雑な熟成感がありフルボディ。ダークフルーツの濃厚な甘さとオークのスパイス、熟成感が絶妙なバランスで絡み合う。
【フィニッシュ】フィニッシュは非常に長く、リッチ。ダークフルーツに加えビターオレンジやカシスも感じられ、長期熟成のアルマニャックの古酒を彷彿させる存在感。
・・・・とのことです。とても濃厚なスペイサイドモルトであることは間違いないかと思われます。これはゆっくりと味わいたいものですね。
是非とも一度はお試しいただけると幸いです。