チール・ナン・ノックシリーズ グレンアギ―開封しました
チール・ナン・ノクとは、ケルト神話で”戦士が甦る黄泉の国”を表します。 このブランドに込めた思いは、ケルト神話になぞらえて”閉鎖された蒸留所”を再びボトルとして甦らせることをコンセプトにしているとのこと。別名”閉鎖蒸留所”シリーズと呼ばれており最近ではあまりお目にかからなくなった気がします。
Bottle Data
TIR NAN OG Glenugie 28years 61%(1980~2008)
グレンアギ―は1831年に操業し、1983年に閉鎖した蒸溜所にあたります。ロングジョンなどのキーモルトとして使用されていましたが、シングルモルトとしての販売は決して多くはなく、時折ボトラーズブランドで見かけるくらいの存在かと思われます。1983年前後は当時、いわゆる”ウイスキー不況”と言われるくらいに様々な蒸溜所が閉鎖しています。現在のモルトウイスキーの原酒不足の状況(2017年)を思うといささか感傷的になりそうですね。
ぜひ一度はお試しいただけると幸いです。