ザンジバー ”キュンスラー” タムデュー 14年
Sansibar ”Kunstler” Tamdhu 14years
Distilled: 2006
Bottled: 2020
Age: about 14 yo
Strength: 47.4%
Cask Type: Sherry Cask
Bottles: 283 bottling
Comment: サンジバーは、1977年にドイツの観光地であるズィルト島で高級レストランとして知名度を誇る有名ブランド。ファッションや食料品、レストランで提供するワインのプライベートボトリングなどを行っていたが、ヨーロッパはおろかドイツでで高まるウイスキーの需要を受け、リンバーグウイスキーフェアの発起人でありウイスキーエジェンシーの創業者でもあるカーステン・エルーリッヒ氏とイェンス・ドレヴィッツ氏にプライベートボトリングの開発を依頼。 独自のブランドとしてリリースを開始したのが始まりとなっている。現在はイェンス氏がザンジバーウイスキーの代表となり、あくまでも味わいを重視したこだわりのセレクションで世界市場への進出に挑戦している。コンセプトとして、レストランから生まれた”ザンジバー”ブランドであることから、「一つの食卓を囲む」仲間との最高の時間を過ごすことを非常に重視しており、その為の商品選別には”究極の飲みやすさ”としての”Easy Drinking”をモットーとしているとのこと。 このキュンストラーシリーズの”キュンストラー”とはドイツ語で芸術家を意味する言葉。蒸留所を公表出来ない原酒はスコットランドの著名な女性風景画家が手掛けた蒸留所の絵画をラベルに採用。代表のイエンス氏が懇意にしているウイスキーショップのファイネスト・ウイスキー・ベルリンのために、樽を選定してデザインのアイデアも提供したジョイントボトル的な位置付けにあたる。今回ボトリングされたタムデューは1896年に設立、原酒は有名なブレンデッドウイスキーに使用されておりシングルモルトの販売はあまりない蒸留所に数えられるところ。しかも閉鎖と再開を繰り返す時期が続いたこともあって、最近では2009~2012年の期間、閉鎖をしていたのである意味このボトルは珍しいかもしれない。現在はイアンマックロードが所有。
Tasting comment: 香りはキャラメル、ファッジ、ミルクチョコレート、モルト、 レーズンと熟したリンゴ。味わいはクリーミー、柔らかくま ろやか、塩キャラメル、スイートハーブ。余韻はエレガン トでまろやか、キャラメル、ハチミツ、モルト、ファイン オーク(輸入元コメントを参照)。