オールド・リップ・ヴァン・ヴィンクル10年 45%
リップ・ヴァン・ウィンクルの由来は、アメリカの小説家、ワシントン・アーヴィングによるオランダからの移住者の伝説をもとにした短編小説であり、その作品の主人公の名前で「スケッチ・ブック」(1820年発表)という本の中の一話として書き上げられたもの話から。 内容は、恐妻家のリップ・ヴァン・ウィンクルはいつものように妻に怒られながら愛犬のウルフと共に銃を片手に森の中に猟に出かけると森の奥から彼を呼ぶ声がして、森の奥に入ってみると声の主は見知らぬ老人。彼は酒の樽を運ぶのを手伝ってほしいと頼むので、リップはそれを手伝うと、運んだ先では大勢の見知らぬ恰好をした人達がボーリングのような遊びをしており、また運んだお酒を振舞ってくれました。その味わいは素晴らしく、リップは彼らの目を盗んで2杯、3杯と飲みながら、遊びに興じました。するといつの間にか寝てしまい、起きてみたら彼らはおろか愛犬ウルフの姿もなく、来た時には枯れていた川も激しく流れていました。しかたなく遠回りをして村に帰ってみると全く様子が変わっていて村の人たちに聞いてみると、妻はすでに死んでおり、自分の姿は老人になっていたことに気が付き、そこで初めて森に入った一晩の間に20年もの月日が過ぎていることに気が付いたのです。(一部より抜粋) ”時代遅れ”と言った意味を含んだ言葉としてもよく使用される名でもある。 1800年代中頃からバーボン作りを続けているジュリアン・ヴァン・ウィンクルが興した”オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル・ディスティラリー社”がこのおとぎ話とかけて作ったブランド。少量生産となっており、重厚でクラシカルな味わいでありながらコクのある甘みが素晴らしい。 是非お薦めします。 SOLD OUT