Guy PINARD & Fils  XO 2005 pour BAR DORAS 20ÈME ANNIVERSAIRE

Distilled: 2005
Bottled: 2025
Age: about 24 yo
Strength: 40.7%
Cask Type: French Oak
Bottles: 600 bottling

Comment: このボトルは東京・浅草にあるBAR DORAS（バードラス）の 20周年記念ボトリング第3弾目にあたる。ちなみに第1弾はクープリ、第2弾ジボアンとボトリングしており、同様にドラス開業2005年ヴィンテージにちなんでリリースされているとのこと。17世紀初頭からコニャック地方ファン・ボア地区フシニャック村でブドウ農業を営むギィ・ピナール家は、1969年にコニャックでは逸早くオーガニック転換して55年以上が経過している。転換後10年かけて畑を作り上げ1979年が初蒸留となり、以降無農薬でコニャック造りを続けている。今ではオーガニック・コニャックも増えているが、当時はほとんどいなかった時代からの先駆者として注目をされているとのこと。今回のこの母鳥は、約20年熟成されているがエンジェルシェアの分け前を除いても600本のボトリングが可能だったという。ドラスのオーナーである中森氏のギィ・ピナール家との思い出が詰まったボトリングかと思われる。

Tasting comment: ファン・ボア(FB)地区の特徴的な“フローラルでフルーティ”な香りの中にはフレッシュなマスカット、甘い花の蜜や若草、野生ミント、レモンのハーブティーを飲んでいるようなリラックスするアロマが広がる。余韻には貴熟感も楽しめる。口中がお花畑いっぱいで優しい、涼しげな夏向け爽やかコニャック（中森氏のコメントを参照）。