桜尾 4年 アイラカスク “百世不磨” (2018ー2023)

桜尾 4年 アイラカスク “百世不磨” (2018ー2023)

登録日 2023年5月7日 登録者 ボトルカテゴリー Sakurao ボトラー Rudder ボトルタグ IN STOCK

SAKURAO 4years Islay Cask “百世不磨”

Distilled: 2018
Bottled: 2023
Age: about 4 yo
Strength: 54 %
Cask Type: Islay Cask
Bottles: ₋ bottling

Comment: 広島県廿日市市の瀬戸内を望む海辺に建つ桜尾蒸溜所の開設は2017年だが、前身である中国醸造の創業は1918年と企業としての歴史はずいぶんと長い。ここは2種の異なるタイプである”桜尾”と”戸河内”というウイスキーをリリースしている。これは、大きくいうと熟成庫に個性を分けており、桜尾は海沿いにある蒸溜所内に、戸河内は安芸太田町にある旧国鉄時代の廃線トンネルを利用して熟成している。 今回のラベルデザインにされている“百世不磨”とは、百代という長い年月を経ても磨り減らない意で、永久に価値を保ったまま存在し続ける事を表す言葉。約100年に及ぶ日本のウィスキー製造の歴史に敬意を表し”SEEK THE ULTIMATE”のテーマの元、日本の蒸溜所で樽詰めされた原酒から、RUDDER によって特別に厳選、瓶詰めされたオリジナルのシリーズにあたる。このボトルはそのシリーズの第3弾で、2017年開設である広島県廿日市市の瀬戸内を望む海辺に建つ桜尾蒸溜所より、ノンピート麦芽でありながら、アイラモルトの空き樽で4年の熟成が施されたユニークな原酒を厳選。伝統と革新のバランスを感じさせる最上の樽を味わいながら、日本のウィスキー文化の次の100年の更なる発展と成功を祈念した一本となっている。

Tasting Comment: 香りは鉛筆削り、コーヒーの出し殻、新品の革製品、干し草、タイガーバーム、芝土、ヨード、ピートの煙。味わいは、浅煎りコーヒー、もみ殻、海藻、正山小種紅茶、レモンピール、フレッシュライムやグリーンオリーブ、乳酸系飲料、徐々にスモーク系のピートの香味が強くなる。フィニッシュは、焚き火や燃えさしの力強いスモーク、カカオの渋みと仄かな酸、ブラックペッパーやナツメグのオークのスパイスが非常に長く続く(RUDDER 北梶氏のコメントを参照)。