ヴァラン・テルシニエ オルタージュ・ポア for BAR DORAS
Vallein TERCINIER Cognac Hors d’Age pour BAR DORAS
Distilled: –
Bottled: –
Age: about – yo
Strength: 42%
Cask Type: –
Bottles: 288 bottling
Comment: ヴァラン・テルシニエ家は1850年創業以来、先祖代々グランド・シャンパーニュ地区とプティット・シャンパーニュ地区にある約10ヶ所の数少ない蒸留所と強固な関係を築いており、関係性を結ぶ中での絶対条件は同家と同じ哲学と同じ目標を持っているというところにある。ブドウ畑と収穫を管理する完璧な方法の知識や蒸留のための高品質の要件を共有して、”喜びの味わいを提供するために最高のコニャックを造りましょう”とのコンセプトから深い関係を持ち続けているとのこと。このオルダージュは、ユニ・ブラン種100%の40年〜70年熟成した様々なコニャック樽をアッサンブラージュしており、グランド・シャンパーニュ地区60%とプティット・シャンパーニュ地区40%の原酒を合わせた“フィーヌ・シャンパーニュ”規格(50%以上グランド・シャンパーニュ地区の原酒を使う条件)となっている。使用される異なる樽の量はランダムで、オルダージュを造るために選別された樽は“フードル”と呼ばれる約5800リットルの大樽にブレンドされて熟成。このフードルのフレンチオークは、数十年も使用されておりその為タンニンをほとんど含まず、ピュアなブドウの味わいを生かし、コニャックに木の味わいがバランス良く、過度に不快に出てしまう様なネガティブな要素がないようにしている。
また、最高品質のブレンドを保つために、この樽はボトリングによって完全に空にすることはなく、シェリー技法の“ソレラシステム”同様に瓶詰めの際にはマスターブレンダーがフードルから必要な量を取り、減ったフードルに新たな原酒が足されブレンドされ、均一の味わいを保たせているとのこと。また、コニャックにはフランスの伝統となる加水方法がり、コニャックに水を加えるとアルコールが暴れて刺々しさとエグ味が出てしまうのでボトリング直前での加水は出来ず、コニャックと水の分子が一体化するには3〜4年の時間を要して行われている。